『かぜ』は正しくは、「風邪(かぜ)症候群」といい、ウイルスに感染することで、鼻やのどなどに炎症が起こり、頭痛、発熱、悪寒、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、痰(たん)など、さまざまな症状を引き起こします。
『かぜは万病のもと』というように、他の病気や二次感染につながる可能性もあります。たかがかぜだとあなどらず、早めに受診することをお勧めします。
かぜは治ったはずなのに、咳がなかなか治まらない、毎年決まった時期に咳が出て数週間続くなど、それは咳喘息かも知れません。
咳喘息は、慢性的に咳が続く気管支の病気です。気管支喘息と異なり、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)や呼吸が苦しくなるような感じはありません。
最近、咳喘息の方が増えています。下記のような症状がありましたら、咳喘息が疑われます。まずはご相談ください。
・のどがイガイガするなど、違和感がある
・市販の咳止めなどが効かない
・室内外の気温差や天気、季節の変わり目に咳が出る
・夜間から明け方に咳がでやすい
・タバコの煙やホコリなどを吸うと咳が出る
・運動や飲酒、会話などにより咳がでる
脳血管障害や虚血性心疾患の原因になる高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病は、異常に早く気がつくことが大切です。
当院では糖尿病の指標であるHbA1cを短時間(採血から10分程度)で測定できるため当日結果をお伝えできます。
血圧脈波検査装置により動脈硬化の程度(血管年齢)を測定することができます。
※肺機能検査、骨塩定量、眼底写真撮影も行っています。
糖尿病は、食事で摂った糖をエネルギーに変えるときに必要なホルモンであるインスリンの異常から起こる病気です。
インスリンの産生や分泌が不足したり、インスリンが十分に働かなくなると、血液の中にブドウ糖が溜まり糖尿病の状態となります。
糖尿病を放置しておくと、網膜症、腎症、神経障害などの合併症が起こります。
食事療法や運動療法、薬物療法などをきちんと行い、血糖値をうまくコントロールして合併症を防ぐことが重要です。